補聴器を使うと・・・
「認知症」・「うつ」 の防止
聴力は低下すると 会話の中で聞き違いが多くなったり、何度も聞き直す自分が嫌になったりして
次第に人と会話すること自体を 避けていく傾向にあります。
人と会話をしない ⇒ 外からの情報を入れない
この状態が長く続くと 脳は外部からの刺激を失って、だんだんと使わない機能が鈍ってしまい、結果
「認知症」なりやすいという研究結果があります。
また男性の場合、「聴力の低下」を放っておいた場合、通常の約3倍も「うつ」になりやすいというデータもあります。
聴力の低下で 会話が億劫になっている場合は 出来るだけ早く検査を受け、
どの音域が どの程度、聞きづらくなっているのかを知る事が大切です。
毎日の生活の中で、積極的に会話に参加できる様に「よく聞こえる」「よく話せる」環境を整えます。
人と話して新しい刺激を受ける、自然の中の音を聞いて感性を研ぎ澄ます、などの生活をおくることが
認知症やうつの効果的な防止策となります。
事故を防止する
ここでは、「聴力の低下」と「視力の低下」を、事故の危険性という観点で考えてみたいと思います。
一般的には「見えない」ことの方が重大な事と考えると思います。確かにそうなのですが、
「聴力の低下」は周りからは気付かれにくいために、車を運転するドライバーからは、
「きっと判っているだろう」「きっと聞こえているだろう」 という誤解を生んでしまいます。
ご本人は「見えているから大丈夫」と思われますが、背後から来る車は視野に入りませんので、
エンジン音に気づかなければ 避ける事は出来ません。
また、外での心配に限らず、家の中でも「聴力の低下」が招く事故は有ります。
キッチンタイマー音や沸騰したヤカンの音など、「火を止める」ための合図音が
聞こえないのは、とても心配な事です。
このように 「ご本人の健康と安全」を守り 「ご家族の安心と快適さ」のために
ぜひ 補聴器をお役立ていただけましたら・・・と思います。